2017年4月19日、新浪体育によると、先日のアジア卓球選手権女子シングルスで中国人強豪選手を次々撃破して優勝した平野美宇について、韓国紙・朝鮮日報が「ドラゴンスレイヤー」と評している。

朝鮮日報は「卓球は中国が最も得意とする競技であり、世界選手権や五輪などで金メダルを取るのは、基本的にみな中国選手か中国系外国人選手だ。しかし、この難攻不落の万里の長城を撃破する日本の卓球少女が登場した。それは平野美宇だ」と紹介。

アジア選手権の女子シングルスで中国人以外の外国選手が優勝するのは平野が3人目で、前回は1996年までさかのぼるという。平野の快進撃は世界に注目され、海外の卓球ファンからは「チャイニーズ・ドラゴンスレイヤー」（中国の龍の討伐者）の異名が付けられた、と記事は伝えている。

記事はまた「『中国に勝つのは事実上不可能』と自暴自棄になっている韓国卓球界に対して、日本卓球界は自国開催の五輪に向けて早々に若手選手の育成を始めていた。日本卓球界の第一人者、福原愛の後継者として注目された平野に対する強化訓練が日常的に行われており、その結果、弱点だった下半身が強化され、攻撃型の選手に変身したのだ。平野以外にも、2014年の世界ツアー・ドイツオープンで平野とダブルスを組んで史上最年少優勝を果たした伊藤美誠がいる」などと伝えている。

そして、18日に開幕した仁川での韓国オープンについても、「中国人選手が参加しないなかで平野が優勝する可能性が極めて高い」と予測しているという。（翻訳・編集/川尻）