装い新たに北京五輪迎える、故宮博物院の修複が近く完成―中国

Record China    2008年4月10日(木) 11時11分

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9日、故宮博物院で現在進行中の修複工事は、8月の北京オリンピック開催前までの完了が期待できる。公開面積は新たに1000平方メートル以上増えるという。

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2008年4月9日、北京晨報の報道によると、現在、北京市の故宮博物院で行われている大規模な修復工事が8月前に完了する見通しであることが分かった。工事完了後、皇帝が政務を執った太和殿の東回廊が初めて公開され、これを含めて公開面積は新たに1000平方メートル以上増えるという。

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故宮博物院によると、今回の修復工事は、真っ白な大理石・漢白玉で作られた欄干の補強や大門の欠損・破壊部分の修復など、建築物の補強維持、修複、サービス施設の設置などに及んだという。

また、障害者の参観の利便性を考慮し、開放対象の地区では高台にかけてスロープが敷かれ、太和殿の階段前には昇降用の専用車が配備された。2年以上の修複期間をかけた太和殿の主な修復作業はすでに完了し、現在は塗装中で、順調にゆけば8月のオリンピックの前に全面的に開放されるという。このほか、医療部門と協力して恒久的な救護ステーションを設置、参観者に随時救護サービスを提供していく。

今回の工事終了後、公開面積は大幅に増加。07年は2万3000平方メートルを新たに開放したが、今年はさらに1000平方メート以上を開放する。なお、初の試みとなる馬車展を開催し主に皇室の交通機関を展示するほか、城内における建築の歴史や故事を含む紫禁城の歴史を展示する「天府永蔵展」も開催される。(翻訳・編集/汪葉月)

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