台湾で銅像の首斬り事件が多発、日本人の銅像も被害、歴史保存呼び掛ける声―台湾メディア

Record China    2017年4月26日(水) 17時30分

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25日、台湾で孫文氏や蒋介石氏、さらに日本人技師の銅像が破壊される事件が起きていることについて、台湾の人気観光ガイドが歴史保存の重要性を訴えている。写真は八田與一像。

2017年4月25日、台湾で銅像を破壊する行為が相次いでいる。孫文氏や蒋介石氏の銅像が台湾独立派によって破壊されたほか、台湾の農業水利事業に大きな貢献をした日本人技師・八田與一氏の銅像も破壊された。中時電子報が伝えた。

銅像を破壊する行為が相次いでいることに、テレビなどにも出演している台湾の観光ガイド・林龍(リン・ロン)さんは、自身のフェイスブックを通じて、先人が残してくれたものを破壊せず、後世につないでいくべきだと呼び掛けている。

銅像はいずれも首を落とすように破壊されている。林さんは、台湾人には歴史を保存する意識が欠けていることを示すものだとし、こうした行為は改めるべきだと指摘。これらの銅像は100年後には古跡となり、後世のガイドが語りつないでいき、歴史的な評価は100年後も検討されるべきだとしている。

さらに中国を例に挙げ、南京では現在も国民政府の総統府跡や関連資料を保存しており、後世の専門家が顕彰できるようにしているとし、歴史を保存していくことはすべての人に共通する責任だとして、強く理解を求めている。(翻訳・編集/岡田)

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