対中投資規制の撤廃に消極姿勢―台湾次期総統

Record China    2008年4月11日(金) 10時39分

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9日、台湾の馬英九氏はインタビューに答え、期待されていた大陸投資規制の撤廃に関しては大陸との談判を経た後で決定すると消極的な姿勢を見せた。写真は北京市の釣魚台賓館。外賓の受け入れに使用される。

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2008年4月9日、英フィナンシャルタイムズ紙はこのほど、台湾の次期総統に当選した馬英九(マー・インジウ)氏のインタビューを掲載した。新華社が伝えた。

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馬氏は自らが大陸トップと直接対話は行わないと明言、また大陸を訪問する可能性についても否定した。ただし今週末に海南省で行われるボアオ・アジアフォーラムで副総統となる蕭万長(シャオ・ワンチャン)氏が大陸指導部との信頼関係を構築することに期待を表明した。

選挙の公約でもあった中台関係改善による台湾経済の活性化には自信を見せ、大陸観光客の受け入れ、大陸との直行便就航に伴う外資企業の台湾進出により、株式市場や不動産市場を中心に大きな経済効果が見込まれると発言。

一方で、その他の中台関係改善案に関しては大陸との協議を経た上で漸進的に行うと消極的な姿勢を見せ、期待されていた台湾企業の大陸投資を純資産の40%までに制限する規制の撤廃は現時点でタイムスケジュールにないことを明らかにした。今年初め以来、馬氏の勝利と中台関係改善を見越して外国人投資家による12億ドル(約1220億円)もの台湾株買いが進んでいたが、今回のインタビューはその期待に冷や水をかける内容となった。(翻訳・編集/KT)

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