Record China 2008年4月15日(火) 11時16分
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4月、中国科学院心理研究所は「2007年国民心理健康状況研究報告」を発表した。心理的な問題を抱えつつもカウンセリングが普及していない現状が明らかになった。写真は北京市の旧正月のお祭り。仮装パーティーが開催された。
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2008年4月、中国科学院心理研究所は「2007年国民心理健康状況研究報告」を発表した。心理的な問題を抱えつつもカウンセリングが普及していない現状が明らかになった。広西新聞網が伝えた。
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同調査は全国21省市、39都市を対象にしたもので、調査対象者は1万8000人。15〜18%が自身の心の健康状態を「良い」、65〜70%が「比較的良い」、11〜15%が「比較的悪い」、2〜3%が「悪い」と回答した。同報告書は「悪い」と回答した者はカウンセリングを受ける必要性があると指摘している。
報告書によると心の健康状態は年齢と強い相関関係があるという。中学生から高校生にかけて心の健康状態は低下傾向にある。また75歳以上の高齢者も問題を抱えている比率が高い。各年代別に心理健康に影響する要素を探ると、青少年は家庭環境、学校が中心。特に一人親家庭の子供はコミュニケーションで問題を抱えているケースが目立つ。成人の場合は収入、教育水準、職業、休日の過ごし方などが問題となっており、特に収入との相関関係が高い。高齢者の場合は健康問題、結婚環境が強い相関関係を持つ。
回答者の48%が「現代社会では心の問題が深刻だ」と回答しているが、74%が「カウンセリングは不便だ」と抵抗感を見せており、この方面での改善が急務であることが裏付けられた。(翻訳・編集/KT)
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