韓国新政権が原子力潜水艦を建造?自主国防路線へかじ切りか=ネットでは肯定的な意見多く

Record China    2017年5月15日(月) 10時30分

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11日、文在寅政権は「自主国防」を旗印に掲げ軍の戦力強化に拍車をかけるとみられており、原子力潜水艦の建造にも期待が高まっている。韓国・聯合ニュースなど複数の韓国メディアが伝えた。資料写真。

2017年5月11日、文在寅(ムン・ジェイン)政権は「自主国防」を旗印に掲げ、軍の戦力強化に拍車をかけるとみられており、原子力潜水艦の建造にも期待が高まっている。韓国・聯合ニュースなど複数の韓国メディアが伝えた。

文在寅大統領は先月27日、大統領選候補として参加した記者クラブの招請討論会で「原子力潜水艦は、韓国にとって必要な時代になった」とし、「このために韓米原子力協定改正を議論する」と明らかにした。原子力潜水艦の保有は、昨年8月に北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試験発射に成功してから本格的に議論されている。

原子力潜水艦は、従来型潜水艦とは異なり水中での作戦行動時間が長いため、SLBMを搭載した北朝鮮の潜水艦を潜航した状態で長時間追跡できる。また発射の兆候を捕捉した段階で北朝鮮艦を撃沈することにより北朝鮮のSLBMによる挑発を無力化できる。米海軍の原子力潜水艦が韓国領海内に入ると北朝鮮が激しく反応するのもこのためだと記事は指摘する。

原子力潜水艦は自主国防の核心戦略兵器だが、課題も山積しているという。原子力の専門家は、まず原子炉の小型化をはじめとする技術的課題が多いが、先進国からの技術移転は容易ではないと指摘している。また、原子力潜水艦を運用するには、燃料として使う濃縮度20%以上のウランを確保しなければならないが、これには米韓原子力協定の改正が必要になる。記事は「ロシア、中国など周辺国からのけん制も予想されるが、何よりも核不拡散政策を展開している米国を説得することが最大の課題」と指摘している。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「やはり特殊部隊出身の大統領だけのことはある」「素晴らしい」「積極的に支持する」「保守政権より国防を重視している」「国防費を上げてもよい」「国は強くなければならない」など、新大統領の国防政策に肯定的な意見が多く寄せられた。

その一方で、「国防事業には不正がつきものだからな…」「不正をなくす方が先」など、今まで多くの不正を生んできた国防事業への不信感を訴える声もあった。(翻訳・編集/三田)

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