<北京五輪>チベット僧350人が祝福!国旗掲揚し平和祈願の植樹―四川省

Record China    2008年4月16日(水) 13時35分

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15日、四川省のチベット自治州にあるチベット仏教寺で14日、北京五輪を祝福する植樹活動が行われた。中国国旗を掲揚して、チベット僧350人が参加したという。

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4月15日、四川省阿[土貝]チベット族チャン族自治州阿[土貝]県にあるチベット仏教寺、査理寺で14日、北京五輪を祝福する植樹活動が行われた。「新華社」が報じた。

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海抜3100mを超える高地にある査理寺は、長江上流の生態系保護のため1984年から毎年国旗掲揚しての植樹活動を行っているが、今年は北京五輪祝福をテーマに実施。350人の寺僧たちが参加した。

チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世はこれまで、一連のチベット騒乱について、「暴力が制御できなくなれば、私の持つ選択肢は辞任だけだ」などとしており、北京五輪についても一貫して開催を支持している。今回の植樹活動は毎年恒例とされているが、今年は「北京五輪祝福をテーマ」にし多数の僧侶が参加したと伝えることにより、「暴徒はごく少数」としてきた中国政府としては、国内の亀裂を修復しチベット仏教も含めた国内の一体感を醸成する狙いがあるとみられる。

新華社によると、寺の責任者は先月17日に同自治州で発生した暴動に、一部の寺僧たちが参加し、村の人民政府前に掲げてあった中国国旗を引きずりおろしたことを明らかにし、この日大勢の僧たちが見守る中での厳粛な国旗掲揚儀式を行うことで、「我々が北京五輪の成功を心から願っていることを示したい」と話した。

暴動に参加したと告白する青年僧(35歳)は新華社に対し「あの日は何がなんだかわからぬまま、他の僧たちとデモに参加した。違法行為だとわかっていたら絶対に参加しなかった」と答えた。この日、同自治州では他のチベット仏教寺でも「北京五輪成功祈願」の法会が開かれている。(翻訳・編集/本郷)

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