むらさわりこ 2017年5月18日(木) 20時40分
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日本にいると日本の当たり前の良さに気づかないということがある。中国人夫から指摘されて気づくことも多々あるのだ。資料写真。
日本にいると日本の当たり前の良さに気づかないということがある。例えば「おもてなしの心」や「謙虚な態度」は日本人を説明する時によく言われる世界中からのお褒めの言葉である。それ以外にも小さな小さな日本の良さがたくさんあるのだと、中国人夫から指摘されて気づくことも多々あるのだ。今回はそんな外国人から見た日本の良さについて書いていきたい。
夫がおよそ10年前に初めて日本に降り立った時の感想は「空気がおいしいなあ」というものだった。夫は福建省に住んでいたので、北京などの公害問題が指摘されている地域からは離れているのだが、夫の中に「日本は空気がきれい」というイメージがあったのか、飛行機から降り立った瞬間に空気のおいしさを感じたらしい。
同じく夫が指摘するのは日本の田舎町の美しさだ。山や海の自然が美しいのはもちろんのこと、東京から遠く離れた町なのに道路がくまなく整備されており、ゴミもほとんど落ちていない。以前、一緒に地方の温泉に行った際は「人がほとんど住んでいないのに道路がきれい!」とびっくりしていた。確かに中国にはゴミだらけでお世辞にもきれいとは言えない場所が多い。国の財政が国民の住む町の整備にきちんと使われている日本の仕組みには、中国人夫は非常に驚いたようだった。
そして最後に彼が指摘したのは「日本人は物を並べるのが上手い」ということである。スーパーでもドラッグストアでも数えきれないほどの商品が見事なまでにきれいにならんでいる。コンビニなどでも賞味期限の早いものは前列に、遅いものは後列に並べられている。中国でも大都市のスーパーなどでは、それなりに商品も整頓されているが、地方の個人商店などでは日本ほどのこだわりは見られない。
日本の清潔さは中国人夫の目には新鮮に映ったようだ。私も普段意識しない日本の良さを再確認することができて、嬉しい気持ちになったのを覚えている。
■筆者プロフィール:むらさわりこ
1989年日本生まれ。22歳の時に2歳年上の福建省出身の中国人男性と結婚。英語を独学で習得後、英会話講師として働く傍ら中国のテレビなどを通し中国語も独学で習得。趣味は語学と読書。図書館があまりに好きで毎週通っている。結婚前はベトナム、ニュージーランド、モンゴル、カナダ、ラオス、フランスなど様々な国を一人で渡り歩く。自分のやりたい事や面白い事に国境や言葉の壁は関係ないと考えている。
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