2008年4月17日、浙江省上虞市は市内を走る公共バスの定員超過をなくすための新規定を施行したが、市民は早くも不満の声をあげている。ニュースサイト「浙江在線」が伝えた。

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上虞市を走る公共バスは4つの会社によって運営されている。大都市のように「バス会社」が運営しているのではなく、自動車運送会社が運営しているため、これまで同市の交通部門は「厳格な意味での公共バスにはあてはまらない」と判断。国の規定をあえて当てはめないようにしてきた感があった。

今回、04年5月1日に施行された「中華人民共和国道路交通安全法」第49条の規定に基づき、公共バスは運行許可証に記載されている定員数を超えた人数を乗せることはできないと定めた同市に対し、「定員オーバーがなくなれば安全性は高まるだろうが、乗客は全員座席に座れということは、これまで車内に立って乗っていた人は乗れなくなるという意味だ」として、多くの市民がさらに長くなった「バス待ち時間」に頭を抱えている。（翻訳・編集/本郷）