この問題にはホテルが影響を与えているかもしれない。旅行サイト「Five Star Alliance」の統計によると、世界139カ国・地域には5つ星ホテルが計3236軒あるが、日本はわずか28軒という状況。「高級ホテルの数がそれほど重要か?」と思われるかもしれないが、答えは「イエス」だ。5つ星ホテル110軒を持つタイを例に挙げると、年間の外国人客数は2900万人と日本とほぼ同じだが、観光収入では世界6位となっている。高級ホテルに宿泊できるような外国人客を誘致できるということは、同じ人数でより多くの観光収入を得られるということなのだ。
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