2008年4月17日、傍若無人な取り締まりで「マフィアより悪質」と恐れられている通称「城管」こと「都市管理局」で、執行隊員の氏名と顔写真がネットで閲覧できる画期的なシステムがスタートした。国営新華社通信（電子版）が報じた。

【その他の写真】

このシステムを採用したのは陝西省西安市の都市管理局。現在およそ2400人の執行隊員が在籍するが、すでに7割の情報がアップされた。今月末までには、全ての作業が終わる予定。情報が公開されることで市民の監視の目が行き届くようになり、隊員全体の風紀向上につながるとして期待を集めている。

この都市管理局は、違法営業の露天商やタクシーなど都市の美観と風紀を損ねるものを取り締まるのが主な業務。だが権力を悪用して不法に「罰金」を徴収したり、リンチ事件を起こしたりするなど、その傍若無人な取り締まりが市民の反感を買っている。（翻訳・編集/NN）