人民網日本語版 2017年6月14日(水) 19時10分
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初めて中国を訪問した日本のお笑い芸人の又吉直樹さんが13日午後、上海で講演会を開催し、日本で活躍する中国人作家の毛丹青さんと、漫才や文学作品の創作、初めて中国を訪問して感じたことなどについての対談を行い、会場は熱気に包まれた。
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初めて中国を訪問した日本のお笑い芸人の又吉直樹さんが13日午後、上海で講演会を開催し、日本で活躍する中国人作家の毛丹青さんと、漫才や文学作品の創作、初めて中国を訪問して感じたことなどについての対談を行い、会場は熱気に包まれた。人民網が伝えた。
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在上海日本総領事館の片山和之総領事はあいさつの中で、「上海と日本の作家は昔から縁がある。谷崎潤一郎や佐藤春夫などは上海が好きで、村松梢風が上海を描いた作品『魔都』は現在、上海の代名詞になっている。上海には作家の創作力や想像力を掻き立てるものがあるのかもしれない。今回の上海訪問によって、又吉さんが今後の創作活動に役立つインスピレーションを得ることを願っている」と語った。
日本の近代文学を代表する作家である太宰治が自分の作品に与えた影響や、お笑いを通してけんかしていた姉と仲直りしたこと、さらに、中国を訪問して中国の読者と交流したことなどについて語った又吉さんは、「文学とお笑いは海を越え、国境を越えることができる。別の国で理解してもらえるというのは、とてもうれしいこと。たくさんの中国の読者が僕の考え方を理解してくれているのを見て、励みになった」と話した。
又吉さんの処女作で、毛さんが翻訳を担当した「火花」の中国語版は12日に上海で発売された。「火花」は2015年に芥川賞を受賞し、日本で発行部数が300万部を突破した。また、同作品のドラマ版は中国でも大ヒットし、中国のネットユーザーの間では「名作」と好評を博している。
今回の対話イベントは中日国交正常化45周年記念活動の一環で、上海日本商工倶楽部が主催し、在上海日本総領事館、上海市人民対外友好協会などの協力で開催された。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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