「スター気取り」と陰口も…、名女優コン・リーが語る「最も後悔している映画」とは?―中国

Record China    2017年6月16日(金) 19時20分

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15日、中国の女優コン・リーが長いキャリアの中で最も後悔している作品が、コメディースターのチャウ・シンチーと共演した93年公開の映画「詩人の大冒険」だ。写真はコン・リー。

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2017年6月15日、中国の女優コン・リー(鞏俐)が長いキャリアの中で最も後悔している作品が、コメディースターのチャウ・シンチー(周星馳)と共演した93年公開の映画「詩人の大冒険」(中国語タイトル:唐伯虎點秋香)だ。新浪が伝えた。

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コン・リーはチャン・ツィイー(章子怡)と並び、海外でも人気と知名度の高い演技派女優。そんな彼女が長いキャリアの中で、「思い出すだけで残念でたまらない」と語るのが、93年に大ヒットした香港のコメディー時代劇「詩人の大冒険」だ。

同作でヒロインを演じたが、90年代初めの中国にハチャメチャなコメディーという映画ジャンルも概念もなく、そのため作品の笑いが理解できなかった。正統派女優としてのイメージが壊れるのを恐れ、多くのシーンで代役を使い、思い切った演技ができないため、芸達者な脇役女優たちにすっかり食われてしまったという。

当時のコン・リーは、89年の映画「紅いコーリャン」で国際舞台に華々しくデビューしたのち、92年には「秋菊の物語」で第49回ベネチア国際映画祭の主演女優賞に輝いている。そんなコン・リーにとって「詩人の大冒険」は、イメージチェンジを図り、演技の引き出しの多さを見せる絶好のチャンスとなる作品だった。しかし、それに気付かないだけでなく、「スター気取り」と陰口をたたかれる原因をつくってしまったことも非常に悔やまれるという。

今もしこのような映画に出演できるチャンスがあれば、「もちろん全力で取り組みたい」と話す。「詩人の大冒険」については、のちにチャウ・シンチーと会った時、後悔の思いを直接打ち明けたと語っている。(翻訳・編集/Mathilda

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