<卓球>国際大会で中国選手が相次ぎ棄権、スポーツ当局の人事を批判か―中国

Record China    2017年6月24日(土) 18時40分

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23日、中青在線は記事「中国国家体育総局報道官、卓球中国代表選手の試合棄権について“断固反対、厳しく処罰する”と言明」を掲載した。卓球・中国オープンでコーチ、選手5人が棄権するという事件が起きた。写真は卓球中国代表の集合写真。

2017年6月23日、中青在線は記事「中国国家体育総局報道官、卓球中国代表選手の試合棄権について“断固反対、厳しく処罰する”と言明」を掲載した。

23日、四川省成都市で卓球・中国オープンが開催されたが、この大会で事件が起きた。卓球男子代表のコーチ2人、選手3人が棄権したのだ。棄権した選手にはリオ五輪卓球男子シングルスの金メダリスト、馬龍(マー・ロン)選手も含まれている。

発端となったのは、卓球中国代表を10年にわたって率いてきた劉国梁(リウ・グオリアン)総監督の退任だ。中国卓球協会副主席への就任が発表されており、形の上では昇進だ。しかし、東京五輪に意欲を燃やしていただけに、政治闘争などなんらかの理由で左遷されたとの見方が広がっている。

劉総監督の退任は20日に発表された。そのわずか3日後の中国オープンで2コーチ3選手が棄権した。同日、卓球の現役選手、OBの多くがSNSで「今は戦う気持ちになれない。ただ劉総監督を思うだけだ」とのメッセージを書き込み、抗議の姿勢を示している。

23日、中国国家体育総局報道官は記者会見において、勝手な試合放棄は職業道徳に背くものであり、観客への裏切りだと強く批判。スポーツ選手は愛国主義、団体主義を第一としなければならないとして、棄権した選手を処罰するよう卓球協会に求めるとコメントしている。(翻訳・編集/増田聡太郎

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