人民網日本語版 2017年7月1日(土) 17時10分
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スペインBBVA銀行とEコマース中国最大手のアリババはこのほど、提携を結ぶ合意に達し、アリペイ決済サービスをスペイン国内の多くの地域に拡大することとなった。
スペインBBVA銀行とEコマース中国最大手のアリババはこのほど、提携を結ぶ合意に達し、アリペイ決済サービスをスペイン国内の多くの地域に拡大することとなった。これにより、中国人観光客がスペイン旅行中の消費活動が便利なものとなる。現地メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
今年、アジア地域から少なくとも50万人の観光客がスペインを訪れ、消費額は10億ユーロ(約1280億円)に上ると見込まれている。中国人のモバイル決済は今や完全に定着している。スペイン側はこのような現状を鑑み、アリペイ決済サービスの全面的導入を計り、BBVAは他社に先駆けてアリババとの間に提携合意を成立させた。
同行の担当者は、次の通りコメントした。
「中国では、スマホによる決済がすでに大々的に普及している。中国人は外出時に財布を持つ必要がなくなり、スマホさえあれば、外出先であらゆる消費行為が実現できる。このような状況から、スペインもモバイル決済業務を急速に普及させる方針だ。これにより、中国人観光客のショッピング消費が便利になるだけではなく、スペイン現地の人々にも、このような新型の消費スタイルを試す機会が与えられる」。
BBVA銀行は現在、各大型商業施設と、アリペイ決済に関する業務提携について話し合いを進めている。
アリペイは今年5月、スペインのほかに米国の某決済企業と合意に達し、全米でのモバイル決済の実現に向けタイアップすることとなった。また、アリペイは昨年、独ミュンヘン空港、成田国際空港、関西国際空港など世界十大空港と提携することを発表した。これら10カ所の海外空港は、次々とアリペイ決済サービスを始動し、初めて中国人観光客に対してモバイル決済サービスを提供することとなった。(編集KM)
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