ロシアで中国ドラマ大人気、字幕版更新を待ち望むファンたち

人民網日本語版    2017年7月7日(金) 17時0分

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ロシアのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では現在、ロシア語の字幕入りの中国ドラマが配信されるたびに、ファンたちが喜びの声をあげている。

最近、ロシアのソーシャルメディアの中国ドラマを評価するコーナーには「字幕作成ありがとう。次話も早くお願いします!」といったコメントがしばしば登場している。「宮廷の諍い女」、「琅■(■=王へんに邪)榜(ろうやぼう)〜麒麟の才子、風雲起こす〜」、「幻城(ICE FANTASY)」、「三生三世十里桃花(Ten great III of peach blossom)」、「歓楽頌 (Ode to Joy)」、「楚喬伝(Princess Agents) 」など、ロシアのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では現在、ロシア語の字幕入りの中国ドラマが配信されるたびに、ファンたちが喜びの声をあげている。環球時報が報じた。

ロシアで最も人気のSNS・VKでは、中国ドラマの字幕作成グループが不定期で最新の中国ドラマの字幕作成を行っている。字幕作成グループ・YourDreamは、ロシアとウクライナの大学生数人から構成され、2016年2月の立ち上げ以降、「傾世皇妃(Princess Dumping World)」や「武媚娘伝奇 (The Empress of China)」、「寂寞空庭春欲晩(Chronicle Of Life)、「幻城」など数多くのドラマの字幕作成を行ってきた。現在は、「三生三世十里桃花」や「孤芳不自賞」、人気女優・蒋欣(ジアン・シン)主演の「継承人(Heirs)」の字幕作成作業を進めている。1話当たりの再生回数はいずれも1000回以上。また別の字幕作成グループ・ZOLOTOは現在、「沢天記」、「新四大名捕、「鬼吹灯(candle in the tomb)」、「解密(DECODED)」などの字幕作成を行っている。

再生回数を見ると、ロシアで最も人気の中国ドラマのジャンルは、歴史ドラマとファンタジードラマで、「琅■榜〜麒麟の才子、風雲起こす〜」、「幻城」、「三生三世十里桃花」などが人気を博している。「一番好きなのは俳優の胡歌(フー・ゴー)!」と語る「琅■榜〜麒麟の才子、風雲起こす〜」の大ファンというロシアのあるネットユーザーは、「英語版を見た後、ロシア語版も全話見た」という。

実際には、ロシアのテレビでは中国ドラマはあまり放映されない。しかし、VKやフェイスブックなどのSNS、さらに動画配信サイトなどでは、中国ドラマの人気が高まっている。ロシアのあるネットユーザーは、VKに、「中国の歴史ドラマの映像はとても美しく、人物をめぐるストーリーは変化に富み、本当に感情がくすぐられ、ロシアのドラマの作風とは全然違う」と書き込んでいる。また、ドラマファンである、YourDreamのメンバーの一人はロシアメディアの取材に対して、「中国ドラマは色彩に富んでいて、ファンタジードラマの多くは童話のよう。中国の役者も素晴らしく、中でも一番好きなのは、劉▲威(ハウィック・ラウ、▲はりっしんべんに山の下に己)、張彬彬(チャン・ビンビン)、範氷氷(ファン・ビンビン)」と話した。

またリアルな題材をテーマにした中国ドラマも、ロシアのネットユーザーの間で人気を博すようになっている。ロシアの「中国映画サイト」のホームページには、「歓楽頌2」の第一話がアップされており、「法医秦明(Dr.Qin)」の字幕作成も終了し、ロシアの視聴者からは、「とてもおもしろい」と好評を得ている。

ロシアの通信社「Sputnik」の先月末付けの記事は「ロシアでは現在、中国語が国家公務員試験の第五言語となっている。そして、中国語を勉強するというのが流行となっている」と報道。ロシアのある女性は、「以前は、中国語を勉強している人や中国と密接な関係がある人だけが中国ドラマを見ていた。でも、今は普通の人も見るようになっている。以前は韓国ドラマが好きなロシア人が多かったけど、今は中国ドラマが人気になっている」ということだ。 (編集KN)

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