Record China 2017年7月11日(火) 20時20分
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10日、韓国の研究チームが、米航空宇宙局(NASA)が主催する、宇宙で人間が居住するための建築技術を競うコンテストで優勝を勝ち取った。資料写真。
2017年7月10日、韓国の研究チームが、米航空宇宙局(NASA)が主催する、宇宙で人間が居住するための建築技術を競うコンテストで優勝を勝ち取った。韓国・ファイナンシャルニュースが伝えた。
韓国建設技術研究院(KICT)によると、NASAが主催するセンテニアル・チャレンジ2次審査で、KICTと漢陽(ハニャン)大学が中心となった「ムンXコンストラクション」チームが優勝した。
NASAセンテニアル・チャレンジは、宇宙で人間が居住できる建築物を建てるため、月面の土砂などを利用して「宇宙コンクリート」を製作、3Dプリンティング技術により宇宙建築物を造る先端技術コンテストだ。
今大会には世界76チームが参加し、19チームが事前審査を通過した後、各チームで製作した宇宙コンクリートサンプルの圧縮強度をテストする1次審査を7チームが通過した。2次審査に進んだのは米国以外のチームは韓国とシンガポールの2チームのみ。記事は「韓国のコンソーシアムがそうそうたる先進国の研究チームと競い、勝利した」と伝えている。
KICTのイ・テシク院長は「NASAが主催する大会でKICTと漢陽大など国内コンソーシアムが優秀な成果を出したということは、われわれが開発している3Dプリンティングベースの建設技術の技術的優位性が、世界的に認められたことを意味する」とし、「これは韓国建設産業の新たな成長動力と将来のビジネス創出にも寄与できる」と述べた。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「誇りに思う。人材が流出しないよう、政府もサポートを中断することなく、この技術が引き継がれていくよう頑張ってくれ」「これは自慢できるな」「1位というのは気分がいい」「科学大国になれるかも」など、自国チームが成し遂げた快挙に称賛の声が寄せられた。
一方で、「他の国が月に行くようになった時に、韓国には月に行く技術がないのが落とし穴」「宇宙への移動手段は米国にお願いして、建物の建築に韓国の技術を使ったら、韓国も宇宙開発に参加できるということだな」など、韓国によるロケットなどの開発が遅れていることに言及したコメントもみられた。(翻訳・編集/三田)
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