Record China 2017年7月12日(水) 18時50分
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フィリピン大統領府のアベラ報道官は11日の記者会見で、「ハーグの仲裁裁判所の判決から1年後、フィリピンと中国との絆は良好で、現在対話が行われている」と述べた。
2017年7月12日、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海に中国が独自に主張する主権に根拠はないと判断し、フィリピンの訴えを認めてから1年となる。フィリピン大手紙のフィリピン・デイリー・インクワイアラーによると、フィリピン大統領府のアベラ報道官は11日の記者会見で、「ハーグの仲裁裁判所の判決から1年後、フィリピンと中国との絆は良好で、現在対話が行われている」と述べた。参考消息網が伝えた。
フィリピンと中国の関係は、南シナ海をめぐる長年の争いにより緊張を続けてきた。だがドゥテルテ大統領が中国との二国間協議における取り組みで努力した結果、緊張関係は緩和された。ドゥテルテ氏は中国に対する外交的アプローチを維持しており、仲裁判決の棚上げを決定している。
アベラ報道官は「両国は今年5月、南シナ海に関する二国間協議メカニズムの第1回会合を行い、両国は協力してこの問題に対する信頼と自信を強化する方法を見つけることを繰り返し表明した」と述べた。
また、「両国は現在の懸案事項に関して意見を交換し、相互に許容可能なアプローチについてさらに議論することで合意した。両国は二国間協議メカニズムの次回会合を今年後半に開催することでも合意している」とした上で、「現在、われわれの対話はとても良好だ」と付け加えた。(翻訳・編集/柳川)
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