Record China 2017年7月14日(金) 16時0分
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14日、韓国・ニュース1によると、韓国軍が国内技術で北朝鮮の小型無人機を検知できる局地防空レーダーを開発した。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は警戒に当たる韓国軍兵士。
2017年7月14日、韓国・ニュース1によると、韓国軍が北朝鮮の小型無人機も探知可能な局地防空レーダーを国内の技術で開発した。
韓国防衛事業庁は同日、国内で開発した局地防空レーダーの量産に来年から着手し、軍団級(陸軍で旅団と師団の中間に該当する戦術単位部隊)と海兵隊西北島しょ野戦部隊に実戦配備すると発表した。
このレーダーは従来のレーダーより探知距離が長く、方位・距離・高度まで検出が可能。特にこのところ脅威となっている北朝鮮の小型無人機の探知が可能となるよう開発されており、レーダー搭載車には別電源の接続を行うことなく、迅速な展開および撤収が可能になったという。
軍は、前線に展開した局地防空レーダーで全方位を探索、敵の航空機や誘導弾、無人機などの標的を探知した場合、防空指揮統制警報システムを通じてリアルタイムで打撃部隊に伝え、撃滅する計画だ。
防衛事業庁は2011年、研究開発主管機関として、LIGグループの系列会社で韓国の軍需企業「LIGネクスワン」を選定し開発に着手しており、15年から試験評価を通じてユーザーのニーズに応じたレーダー性能を徹底的に検証、先ごろ「戦闘用適合」判定を受けて量産のための規格化も完了した。
北朝鮮の小型無人機をめぐっては6月、韓国北東部、江原道(カンウォンド)麟蹄(インジェ)郡の山中に墜落していた機体が、韓国南部に配備された高高度防衛ミサイル(THAAD)周辺を撮影していたことが分かり、防空網の「抜け穴」を指摘する声が出ていた。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「自主国防のために努力してくれる防衛事業庁、軍需企業、軍の快挙だ」「韓国の地形や環境に適した技術開発は、自主国防を早める」「良い結果につながることを祈る」など、局地防空レーダーの自主開発に称賛の声が多く寄せられた。
その一方で、「軍事機密をなぜ公開するんだ?」「こういう内容はメディアに公開せずにひそかに運用すべき」など、開発内容を公開したことへの否定的な意見もみられた。(翻訳・編集/三田)
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