中国、THAAD報復後初めて韓中チャーター便運航を承認―韓国メディア

Record China    2017年7月19日(水) 22時10分

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17日、中国政府はこのほど、高高度防衛ミサイル(THAAD)の在韓米軍配備をめぐり中断していた韓中チャーター便路線の運航を承認した。写真は武陵源。

2017年7月17日、中国政府はこのほど、高高度防衛ミサイル(THAAD)の在韓米軍配備をめぐり中断していた韓中チャーター便路線の運航を承認した。韓国KBSワールドラジオが伝えた。

韓国の駐中大使館と韓国航空業界の関係者が17日明らかにしたところによると、中国の民間航空当局は最近、韓国済州航空が申請した今月25日と29日の韓国清州と中国張家界間のチャーター便の運航を承認した。

中国中部・湖南省張家界市には世界遺産「武陵源自然風景区」がある。数億年の年月を経て自然に形成された雄大な岩山が連なる景観は韓国人にも人気の観光スポットだ。北京の消息筋によると、中国当局によるTHAAD報復措置で地元の旅行業界に大きな損失が出ていることから、関係者の間で不満の声が上がっていた。

専門家は「韓国の休暇シーズンを控え、中国当局が張家界へのチャーター便運航を承認したのは、国内の旅行業界の損失を減らすことが主目的であり、THAAD報復の緩和の一環ではない」とし、「中国当局が、中国人乗客が多く利用する韓国仁川と中国汕頭間のチャーター便の運航申請を許可しなかったことがその典型的な例だ」と説明している。

中国政府は3月2日、北京の旅行会社に対し、韓国への旅行商品の販売をやめるよう口頭で通達した。地方でも同様の指示が伝えられたという。(翻訳・編集/柳川)

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