八牧浩行 2017年7月20日(木) 5時10分
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中国の大学生を対象にした第12回「全中国選抜日本語スピーチコンテスト」が東京・大手町で開かれた。中国での予選を勝ち抜いた16人が参加。西安交通大学の陳星竹さん(22)が優勝した。写真は同コンテスト。
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2017年7月18日、中国の大学生を対象にした第12回「全中国選抜日本語スピーチコンテスト」が東京・大手町で開かれた。中国での予選を勝ち抜いた16人が参加。西安交通大学の陳星竹さん(22)が優勝した。
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今回のスピーチコンテストのテーマは「日中相互理解を目指して―私がやってきたこと、やってみたいこと」「私が起業するならこんな企業」のいずれか一つ。スピーチとその後の質疑応答で日本語表現力を競った。優勝した陳さんは「日中相互理解を目指すために、人と人、国と国のつながりを強化し、日中相互理解を実現したい」と力強くスピーチした。
陳さんは山東省済南市出身。日本が好きな父親に感化され日本語を学んだ。2015年9月から1年間慶応大学に留学。大学院でも日本語の勉強を続ける意向で、将来はメディアに関わり、「日中の報道ギャップを埋めたい」という。
中国では65万人が日本語を学習していると言われている。本選に勝ち残った学生は、皆流暢な日本語でテーマに関する知識や考え方を披露した。
同コンテストは、日本経済新聞社、中国教育国際交流協会、日本華人教授会議が主催し、日本の外務省、文部科学省と中国駐日大使館などが後援。JFEホールディングス、森ビルが協賛し、日本航空が特別協力した。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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