<中華経済>2030年=中国の経済規模はアメリカの2.5倍に、専門家予想―中国

Record China    2008年5月4日(日) 19時5分

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2日、世界銀行副総裁でチーフエコノミストの林毅夫氏は、2030年に中国全体の経済規模は米国の2.5倍になるとの予想を示した。写真は山西省のある建設現場。

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2008年5月2日付「中国新聞社(電子版)」によると、世界銀行副総裁でチーフエコノミストの林毅夫(リン・イーフー)氏は、「日本経済の発展に基づいた分析、長期的にみた人民元相場の動向、そして中国の人口がアメリカの5倍であることを踏まえると、2030年に中国全体の経済規模はアメリカの2.5倍になる」との予想を示した。

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この予想は、米マネジメント誌『ハーバード・ビジネスレビュー(中国版)2008年5月号』に掲載された。林氏は次のように解説している。

これまでの経験則に基づいて、中国の平均寿命、医療衛生条件を観察し、エンゲル係数などのデータを分析すると、今の中国経済は1960年代の日本に類似している。その後、日本は約30年の発展で、1988年には一人あたり収入でアメリカを追い越した。この日本の前例、そして長期的にみた人民元相場の動向を考慮すると、2030年に中国の一人あたり収入はアメリカの半分に達すると予想される。しかし、中国の人口はアメリカの5倍であるため、中国全体の経済規模はアメリカの2.5倍、世界最大のマーケットになる見込みが高い。

また、今後10年、20年の中国経済の動向については、おおむね過去25年と同じく年率8〜10%の経済成長を維持するだろうと予測している。(翻訳・編集/SN)

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