Record China 2019年1月9日(水) 12時40分
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8日、韓国・KBSによると、景福宮興福殿の復元工事に文化財の復元には使用できないセメントが用いられていたことが発覚し、昨年4月から3カ月間、再工事が行われていたことが分かった。写真は景福宮。
2019年1月8日、韓国・KBSによると、景福宮興福殿の復元工事に文化財の復元には使用できないセメントが用いられていたことが発覚し、昨年4月から3カ月間、再工事が行われていたことが分かった。
記事によると、文化財復元基準は、宮殿の壁や屋根には「石灰、土、わらなどの天然素材のみを使用する」と規定している。しかし、興福殿の復元工事では施工業者がこの基準に反し、セメントを混ぜた材料を壁と屋根に使用していた。文化財庁はこの事実を把握していなかったが、工事関係者が外部にセメントの使用を暴露したことから明るみに出た。これを受け、文化財庁が再工事を決定したという。
ただ、同庁関係者は「規定違反は故意ではなく、事案は軽微だと判断し、業者に対して行政処分は行わず再工事を決めた」と説明しているという。
景福宮は朝鮮王朝の王宮で、ソウルの観光名所。現在も文化財庁が復元事業を進めている。興福殿は高宗の時代に建設され、外国からの使者に接見する場などに使用されたが、1917年に日本により撤去された。興福殿の復元は2015年から総額208億ウォン(約20億円)を投じて行われている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「208億ウォンの工事にセメントを使ったことが『軽微』だって?」「普通の住宅を作ってるんじゃないんだぞ」「公務員の賄賂を調べるべき。担当者が黙認してたんじゃないか?」「セメントを混ぜることで費用を浮かせているはず。許してはいけない」「物事をお粗末かつ適当に片付ける国民性。セメントを混ぜるなんて、文化財の復元なのに良心はないのか?」「韓国は隅々まで腐敗していない所がない」など、批判が殺到している。(翻訳・編集/麻江)
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