2008年5月6日晩、訪日中の胡錦濤中国国家主席が福田首相主催の非公式晩餐会に出席し、その席上で、中国政府が日本に対し2頭のパンダを提供する意向があることを示した。中国新聞社の報道。

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外交部報道局長・劉建超(リウ・ジエンチャオ)氏も、同日の会見上で中国メディアに対して同様に明かしており、胡国家主席は先月30日、東京の上野動物園でパンダのリンリンが死亡したニュースに心を痛め、福田首相と日本国民の期待に応えるかたちで、このたび2頭のパンダを提供することを約束したと伝えた。また、同氏は「中国の現行法に基づき、外国にパンダを“贈与”することはできない」としている。

上野動物園のパンダは、1972年に日中国交正常化の記念として、中国政府から2頭のパンダが贈られて以来、日中の外交のシンボルとなっている。このほど死亡したリンリンは1992年に貸与されたもので、現在、日本国内では中国政府から貸与された8頭のパンダが暮らしている。(翻訳・編集/愛玉)