Record China 2017年8月12日(土) 18時40分
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11日、韓国・ニュース1によると、太平洋戦争中に女子勤労挺身隊員として名古屋市の軍需工場に徴用された韓国人女性と、元女子挺身隊員の遺族が三菱重工業を相手取り、賠償を求めた2次損害賠償訴訟で原告勝訴の判決が出た。資料写真。
2017年8月11日、韓国・ニュース1によると、太平洋戦争中に女子勤労挺身(ていしん)隊員として名古屋市の軍需工場に徴用された韓国人女性と、元女子挺身隊員の遺族が三菱重工業を相手取り、賠償を求めた2次損害賠償訴訟で原告勝訴の判決が出た。
光州(クァンジュ)地方裁判所第11民事部は11日、三菱重工業を相手に起した損害賠償請求訴訟で、原告の一部勝訴判決を下した。
裁判所は元女子勤労挺身のキム・ジェリムさん(87)に1億2000万ウォン(約1150万円)、オ・ギルエ(当時14歳)さんの弟オ・チョルソクさん(81)に1億5000万ウォン(約1430万円)、ヤン・ヨンス(86)とシン・ソンエ(87)さんにそれぞれ1億ウォン(約955万円)を賠償するよう命じた。
今回の訴訟は、2014年2月27日にキムさんなど4人が三菱重工業を相手に起した2次損害賠償請求訴訟。これまでに、元勤労挺身隊の5人が起した第1次訴訟は1・2審ですべて原告側が勝訴、三菱重工業は最高裁に上告した。また、他の被害者と遺族が起した第3次訴訟も今月8日、1審で勝訴している。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「ご苦労様でした。これまで原告を支えてい下さった方々に感謝します。悪者の罪が認められ、うれしい限りです」「勝訴は当然」「日本企業がしてきたことへの象徴的な判決」など、原告勝訴が当然とする声が多く寄せられた。
また、「補償金が1億ウォン程度って、少ないだろう」「三菱重工業みたいな巨大企業になのに、賠償金はこんなに少ないんだ」「経験した苦労はお金に換えることはできない」など、賠償金額に不満を表す声もみられた。
その他に、「人生を変えるほどでの大きな勝利ではないが、小さな勝利が集まれば大きな勝利につながる」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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