2008年5月8日、7日付香港・経済通によると、中国石油最大手の中国石油天然気集団（ぺトロチャイナ）は7日、新日本石油と石油精製の合弁会社を設立すると発表した。日中の石油会社で石油精製分野の合弁会社を設立するのは今回が始めて。

新会社は新日本石油グループが保有する大阪製油所を運営する。出資比率は新日本石油が51％、CNPCが49％。ぺトロチャイナは日本国内の設備余剰を利用することで、中国国内の石油製品の供給切迫を緩和させる狙いがある。一方、日本国内では需要の落ち込みによって、設備の稼働率が低下していることから、両社の思惑が一致した。

CNPCは04年、新日本石油と石油精製の委託契約を締結。以来、新日本石油は石油製品を中国に輸出している。08年度の精製量は1日当たり7万バレルとなる見通し。（翻訳・編集/KS）