中国フィルの公演成功、バチカンとの関係改善をアピール―中国

Record China    2008年5月9日(金) 12時13分

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5月8日の定例記者会見で中国外交部スポークスマンは、中国フィルハーモニック・オーケストラのバチカン公演成功を民間交流と位置づけ、バチカンとの関係改善に向けた積極的な意向を示した。写真はバチカン。

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2008年5月8日、中国外交部の秦剛(チン・ガン)スポークスマンは定例記者会見を開き、中国フィルハーモニック・オーケストラ(中国愛楽楽団)のバチカン市国での公演について、「中国は基本原則に則り、バチカンとさらに建設的な対話を行い、双方の関係を正常な方向に向け進展させていきたい」と述べた。中国新聞社が報じた。

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7日、同オーケストラはバチカンのパウロ6世ホールで特別公演を行った。公演の際、ローマ教皇ベネディクトゥス16世は演奏家らに感謝の意を込めイタリア語と英語の挨拶文を読み上げた。また、中国国民に向けて北京オリンピックの円満な成功を願い、最後は中国語で「みなさんに感謝し、すべてが順調に進むよう希望する」と締めくくった。

秦スポークスマンは、「現在、愛楽楽団はヨーロッパでコンサートツアーを行っており、バチカンでの公演は成功した民間交流といえる」とし、「芸術は全人類共同の財産であり、音楽は相互理解の懸け橋。今回の公演成功を祝し、この成功は中国とヨーロッパの人々の理解と友情を深める」と述べた。(翻訳・編集/汪葉月)

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