人民網日本語版 2017年8月18日(金) 10時30分
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英語でデリバリーの仕事を行うことでネット有名人になった四川外国語大学(川外)の「デリバリー青年」こと毛召木さんが14日、出身校である川外に戻ってきた。
英語でデリバリーの仕事を行うことでネット有名人になった四川外国語大学(川外)の「デリバリー青年」こと毛召木さんが14日、出身校である川外に戻ってきた。しかし今回、毛さんは大学から新たな身分を得た。社会人枠入試に合格し、同大学の英語科への入学が決まったのだ。重慶晨報が伝えた。
今年3月15日、「全文英語でメッセージのやり取りをするデリバリー青年が話題に」と題する記事が重慶晨報に掲載され、毛さんは一躍有名人になり、多くの人の注目を集めた。
毛さんは、ネット有名人になった後も、毎日デリバリーの仕事が終わると、空いた時間を使って英単語の暗記に励んだ。
ひたむきに努力する彼は、志を持つ「ネット有名人」となり、大学生たちは彼を尊敬した。川外英語科4年の陳思宇さんは、デリバリーを頼むときにはほとんど、毛さんを指名した。「夢を持っている人は、誰であれ本当に素晴らしい。私たちは皆、毛さんのように夢を追い続ける人を尊敬している。毎回注文品を受け取る際には、彼に頑張ってと声をかける」と陳さん。
〇毛さんの二大願望は、CCTVトークショーへの出演と両親との旅行
毛さんの両親はともに、重慶市璧山区で農家として働いており、彼には4歳になる妹がいる。
毛さんの実家には、約6667平方メートルの農地がある。父親はもうすぐ50歳を迎え、母親は3級の身体障害者であるため、農作業には誰かの手助けを必要とする。毛さんは、「自分は普段家におらず、両親も重労働はできない。農作業を他人に頼めば、多大の出費を要する。年間収支をみると、我が家は長年赤字続きだ」と打ち明けた。
「これまでの人生で、両親には一番感謝している。時間を切り詰め、両親が待つ実家に帰るまでに少しでも多くのお金を稼ぎ、両親を海南省三亜に連れて行き、海を見せてあげたい。あまり年を取ると、両親は飛行機に乗れなくなるかもしれないから、この夢を1日も早く実現したい。両親は璧山から一度も出たことがない。旅行をすることは、両親にとって、おこがましいほどの大きな望みなのだ」と毛さんは話した。
毛さんはこれからの大学生活に大きな憧れを抱いている。1年生の間に、英語能力試験(CET)の4級・6級に合格し、2年生では英語専攻学部生向け英語試験(TEM)4級と国家翻訳専業資格試験の通訳試験に合格するのが目標だ。「大学在学中に、中国中央テレビ(CCTV)の英語トークショー番組にも出演したい。これからもさらに精進し続け、完璧な英語表現ができるようにしなければ!」と毛さんは決意を新たにした。(編集KM)
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