「客の快適さ」を永遠に分析し続ける日本、中国サービス業の手本に―中国コラム

Record China    2017年8月20日(日) 8時0分

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17日、華字メディア・日本新華僑報網の蒋豊編集長は、日本のお店でも多くの客が店員の「ストーキング」に悩まされているとするコラムを発表した。資料写真。

2017年8月17日、華字メディア・日本新華僑報網の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は、日本のお店でも多くの客が店員の「ストーキング」に悩まされているとするコラムを発表した。

蒋氏は「アパレルショップに入ると、自分で服を選びたいのに店員が『どんな服をお探しですか』などと付きまとい始める。ほとんどの人に経験があると思うが、日本人も同じ苦悩を抱えているのだ」としたうえで、日本のあるサイトが全国の男女1500人に対して実施したアンケート調査で「衣服を買う際、店員に離れて欲しいと思ったことがある」との回答が80%に達したと紹介している。そのうえで、日本ではSNSの普及に伴ってアパレル店や美容院、タクシー運転手の間で、客が話し掛けてきた時以外は客の邪魔をしない「沈黙式接待」が広がりつつあるとした。

「沈黙式接待」を導入したある日本のアパレル店主は「最近、ある年配の女性から、『ようやく娘と一緒にゆっくりとショッピングを楽しめるようになった。これまで買わないなら早く出ていってほしいというような目つきだったけど、今はとても良くなった』という意見をもらった」と話した。また、ある美容院ではネット予約の際、理髪中スタッフとの会話の有無を選択することができるシステムを採用したところ、半数の人が「話したくない」を選択したという。

蒋氏はこうした現象について「もちろん、日本が行き届いたサービスという長所を完全に捨てた訳ではない。普段は隠れて、必要な時に現れることこそ最良のサービスなのだ。消費者をいかに快適にするかについて、日本人は永遠に分析、研究、改善している。中国も日本のサービス業に学ぶ必要があるかもしれない」と論じている。(翻訳・編集/川尻

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