<聖火リレー>『愛国有罪』!木に登る観衆、ゴミの山…国旗まで捨てられ―中国

Record China    2008年5月12日(月) 7時37分

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5月、世界の注目を集める北京五輪の聖火リレーはついに中国へ。広州市で行われた聖火リレーでは一部の「愛国者」による恥ずべき行為があったとして、国内メディアがこれを非難。

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2008年5月10日、全国紙「中国青年報」は「『愛国』を振りかざせば何をしても許されると思い込んでいる中国人は、真の愛国者ではない」とする論調を掲げ、一部の若者による行き過ぎた愛国主義活動に警鐘を鳴らした。

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世界中の注目を集めた北京五輪の聖火リレーは今月7日、広東省広州市で多くの市民の声援を受けて盛大に行われた。しかし、聖火リレー終了後の広州市内には沿道に詰めかけた「愛国者」たちが残していった無残な爪あとが各所で見受けられたという。彼らがよじ登った木々の枝は折れ、花壇の花は踏みにじられ、路上を埋め尽くした大量のゴミと一緒に中国の国旗までもが捨てられているありさま。この様子を広州市民がインターネット上に次々と写真つきで告発。地元紙「南方都市報」は9日付で特集記事を掲載した。

「中国青年報」は先月中国全土で吹き荒れた「仏系スーパー不買運動」にも触れ、愛国の名の下に行われた不買運動だったが、問題の仏系スーパーがチベット独立支持派とは無関係であると判明した今となっては、あの不買運動は過ちであったと認めたうえで、「『愛国無罪』と叫べば何をしても良いわけではない」と同紙は行き過ぎた愛国主義活動に釘を刺している。(翻訳・編集/本郷)

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