中国人はスクリューキャップのワインが嫌い?―英ワイン雑誌

Record China    2017年8月29日(火) 21時10分

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26日、ワインの栓には天然コルクのほかに合成コルクや簡単に開けられるスクリューキャップなどがある。中国の消費者は天然コルクのワインを好み、スクリューキャップを好まないことが調査結果から明らかになった。資料写真。

2017年8月26日、ワインの栓には天然コルクのほかに合成(プラスチック)コルクや、簡単に開けられるスクリューキャップなどがある。中国の消費者は天然コルクのワインを好み、スクリューキャップを好まないことが調査結果から明らかになった。

中国紙・環球時報が、英ワイン雑誌「Decanter」の報道として伝えたもので、英国のワイン専門市場調査会社、ワイン・インテリジェンスが2016年と17年に世界のワイン愛好家1000人を対象に行った調査によると、天然コルクは中国、米国、ドイツで最も優勢であり、回答者の60%が「最も好きな栓」として選んでいる。

スクリューキャップに最も懐疑的なのが中国の消費者で、回答者の3分の1はこの栓のワインを買うことを好まないと答えた。この栓を受け入れると答えた人は23%にとどまっている。

調査報告書の作成者は、中国人が天然コルクの栓を好む理由について「中国の愛好家が最初に触れたワインは天然コルクが主流のフランスのボルドーとブルゴーニュだ。彼らはスクリューキャップは低品質のワインに使用されるものとみなしている」とした上で、「スクリューキャップに慣れている欧州以外の国の生産者も、中国人のこうした好みに合わせて自分たちのスタイルを変える傾向にある」と説明している。

報告書はまた、合成コルクの人気がスクリューキャップより高いのは中国だけだとした上で、オーストラリアやチリなどスクリューキャップを使用する国からのワイン輸入が増えるにつれ、中国人のスクリューキャップに対する考え方も変化するだろうと指摘している。(翻訳・編集/柳川)

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