中国では現在、ドラマ「那年花開月正圓(nothing gold can stay)」が大ヒット放送中。ヒロインを務める孫儷(ソン・リー)の衣装がネット上でチャリティーオークションにかけられ、2万1400元(約35万3100円)という高値で落札され、注目を集めている。人民網が報じた。
衣装がオークションにかけられた値段が、その役者の人気度を測るバロメーターにもなる。例えば、今年1月から放送された「三生三世十里桃花(Ten great III of peach blossom)」で、ヒロインを演じた楊冪(ヤン・ミー)が着ていた白い仙女のような衣装は8501元(約14万円)でファンが落札した。その衣装は、1万時間かけて、2万の材料を使い作られたという超力作だった。一方、主演男優の趙又廷(マーク・チャオ)が着ていた黒い衣装は1万元(約16万5000円)以上で落札された。それも、オスカーの有名デザイナーがデザインを手がけた絶品だった。
「古剣奇譚(Swords of Legends)」で、俳優の李易峰(リー・イーフォン)が着ていた衣装も1万元以上で落札された。その衣装は、美術専門家を招き、ドラマの原作となったゲームに登場するキャラクターを基にデザインしてもらって製作したため、高コストだったという。
映画「一歩之遥(Gone with the Bullets)」で俳優の葛優(グォ・ヨウ)が着用していた警察の制服と皮のカバンが450万元(約7425万円)という驚きの価格で落札された。この衣装は、香港地区を代表するアートディレクターの張叔平(ウィリアム・チャン)が手作業で製作し、2015年の第9回アジア映画大賞で最優秀メイクアップ・衣装デザイン賞を受賞した。(編集KN)
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