映画やドラマの衣装は撮影後どこに?オークションや俳優のコレクションに

人民網日本語版    2017年9月14日(木) 13時40分

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中国では現在、ドラマ「那年花開月正圓」が大ヒット放送中。ヒロインを務める孫儷の衣装がネット上でチャリティーオークションにかけられ、2万1400元という高値で落札され、注目を集めている。

中国では現在、ドラマ「那年花開月正圓(nothing gold can stay)」が大ヒット放送中。ヒロインを務める孫儷(ソン・リー)の衣装がネット上でチャリティーオークションにかけられ、2万1400元(約35万3100円)という高値で落札され、注目を集めている。人民網が報じた。

衣装がオークションにかけられた値段が、その役者の人気度を測るバロメーターにもなる。例えば、今年1月から放送された「三生三世十里桃花(Ten great III of peach blossom)」で、ヒロインを演じた楊冪ヤン・ミー)が着ていた白い仙女のような衣装は8501元(約14万円)でファンが落札した。その衣装は、1万時間かけて、2万の材料を使い作られたという超力作だった。一方、主演男優の趙又廷(マーク・チャオ)が着ていた黒い衣装は1万元(約16万5000円)以上で落札された。それも、オスカーの有名デザイナーがデザインを手がけた絶品だった。

「古剣奇譚(Swords of Legends)」で、俳優の李易峰(リー・イーフォン)が着ていた衣装も1万元以上で落札された。その衣装は、美術専門家を招き、ドラマの原作となったゲームに登場するキャラクターを基にデザインしてもらって製作したため、高コストだったという。

俳優の胡軍(フー・ジュン)や女優の劉嘉玲(カリーナ・ラウ)が主演を務めた映画「カイロ宣言」は、公開前に上海でロードショーが行われ、その中で一つ目のイベントとして、主催者は、蒋介石夫人の宋美齢を演じた劉嘉玲が着用したチャイナドレスを特別にオークション販売した。そして、白熱したオークションの結果、映画のプロローグであるパーティーに出席するシーンで劉嘉玲が着用していた白いチャイナドレスが46万6000元(約769万円)という超高値で落札された。

ドラマ「武則天 -The Empress-(原題:武媚娘伝奇)」で、女優・范氷氷(ファン・ビンビン)は260種類以上の衣装を着用し、そのうち最も高価なのは龍袍(皇帝用の絹織物)で、製作費は50万元(約825万円)、数カ月かけて仕上げられた一品だ。この龍袍は、范氷氷のコレクションとなった。

映画「一歩之遥(Gone with the Bullets)」で俳優の葛優(グォ・ヨウ)が着用していた警察の制服と皮のカバンが450万元(約7425万円)という驚きの価格で落札された。この衣装は、香港地区を代表するアートディレクターの張叔平(ウィリアム・チャン)が手作業で製作し、2015年の第9回アジア映画大賞で最優秀メイクアップ・衣装デザイン賞を受賞した。(編集KN)

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