Record China 2008年5月15日(木) 23時32分
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15日、中国とインドの間で、水をめぐる争いが生じようとしている。最終的には軍事衝突にまで発展する可能性があると、米国メディアが報道した。写真はヤルンツァンポ川。
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2008年5月15日、環球時報によれば、アメリカ「ユナイテッドプレスインターナショナル」紙が5月13日、「中国とインドが水をめぐって戦争勃発の危機、中国はプラマプトラ川(中国名ヤルンツァンポ川)を堰き止め中国東北部に引き込もうとしている」という記事を掲載した。
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3兆ドルの経済力、13億人の人口と1600ドルのGDPを擁する中国にとって、インドは1兆ドルの経済力に1000ドルのGDPしかない取るに足らない存在だと映っているが、実際には科学技術分野では中国を上回るほどの国。プラマプトラ川を堰き止めようとする、この“無謀”な計画は、「中国人の唯我独尊的な態度」を明確に反映したものだという。しかし中国人にとって、三峡ダムに水を引き込み、旱ばつに苦しむ東北地方の水源とすることは必要不可欠なものとなっている。
一方、インドにとって、この計画は“人為的災害”でしかない。プラマプトラ川はインド北東部のアッサム州を流れているが、もし水の半分でも中国人に奪われてしまえば、乾期には川は完全に干上がってしまい、インドとバングラデシュで1億人もの人々が路頭に迷うことになってしまう。インドはこうした事態は何としても避けたいはずだ。中国とインドが水をめぐって争い、最終的には軍事的な衝突にまで発展する可能性もあるという。
この計画は中国人の経済力と軍事力に対する過信と、インド軽視を背景にしているという。しかし1億人の生命をかけて、インドは一歩も譲らないはずだ。インドに協力する国も少なくないと見られる。短期的には中国は優勢に立つものの、戦線が拡大し持久戦となった場合、中国は劣勢に立たされ、敗北する可能性が高いという。(翻訳・編集/岡田)
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