<四川大地震>空中投下はコスト度外視―中国

Record China    2008年5月18日(日) 8時45分

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17日、四川大地震の被災地では、空中投下よって救援物資が届けられているが、物資1つにつき1万元のコストがかかることが明らかになった。写真は14日の空中投下。

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2008年5月17日、四川大地震の被災地では、空中投下よって救援物資が届けられているが、物資1つにつき1万元(約14万円)のコストがかかることが明らかになった。広州日報が伝えた。

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16日午後5時20分、空軍の大型輸送機「イリューシン(IL)76」が医薬品、食料、水などの救援物資を積んで、四川省の省都・成都から被災地である同省綿陽市平武県、北川県に向かって飛び立った。「今朝8時から投下作業を始めている」と語るのは、その任務にあたる張瑞林(ジャン・ルイリン)さん。

同機に積まれた56個、計5.6tの救援物資は、全て緑色のシートとロープで梱包されたもの。「投下されてから5秒以内にパラシュートが自動的に開く仕組み。これがなければ、ミネラルウォーターなどの物資が破損する」と張さんは説明する。午後6時07分、全ての任務が完了するが、当日だけで7回の空中投下を予定している張さんの部隊は、成都に戻ると再び救援物資の運び込みを始めた。

空中投下の安全性を確保するため、全ての救援物資にパラシュートを付けているが、そのコストは、食料や医薬品などの救援物資よりも高く、そのうえ回収が非常に難しい。しかし、空軍関係者は「救援のためならコストも惜しまない」と人命優先の姿勢を示している。(翻訳・編集/SN)

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