東京五輪で採用へ!新開発中のテコンドー用“ぴちぴち”ウエアに、韓国ネットから酷評=「下着かよ」「伝統を破壊するな」

Record China    2017年9月29日(金) 10時30分

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28日、世界テコンドー連盟が公開した新たな競技ウエアデザインをめぐり、テコンドーを国技とする韓国で賛否両論が巻き起こっている。伝統的な道着とはまったく異なる、体に吸い付くようタイトなデザインのウエアが開発中なのだ。写真はソウルにあるテコンドー教室。

2017年9月28日、世界テコンドー連盟(WT)が公開した新たな競技ウエアデザインをめぐり、テコンドーを国技とする韓国で賛否両論が巻き起こっている。伝統的な道着とはまったく異なる、体に吸い付くようタイトなデザインのウエアが開発中なのだ。韓国・朝鮮日報が伝えた。

22日にモロッコ・ラバトで始まった「2017ラバト・ワールドテコンドーグランプリ第2戦」でWT公認企業KP&Pが開発した新たな競技ウエアと電子防具のデモンストレーションが行われ、モロッコの現役男子選手が新たなウエアと防具を着用しフィールドテスト形式で試合をした。

今回のデモンストレーションで、KP&P側は電子防具の方に焦点を当てていたというが、観衆の関心はウエアの方に集中した。新鮮とする意見もある一方、「見苦しい」といった非難も出ているという。

問題は、既存の道着とはまったく異なる斬新な設計にある。体のラインがあらわになるぴったりとしたデザインに加え、「試合への妨害要素になる」との理由で帯も取り除かれており、テコンドー競技者からは反対の声が出ているそうだ。

WTのヤン・ジンバン事務局長はこうした意見を受け「新たな競技ウエアは、大衆の目とメディアに合ったビジュアルを備えること、競技と選手の安全のための機能性を搭載することが目的だ。道着がなくなるのではなく、競技服が追加されるということだ」と説明している。なおWTはこの新たな競技ウエアを、2020年の東京五輪から本格導入する計画としている。

しかし韓国のネットユーザーの反応も散々なもの。記事には「なんだこれ?情けない」「伝統を破壊するな」「レスリングじゃないんだぞ」「フェンシングの選手みたい」「テコンドーは道着そのものに象徴性があるのに…」「韓国のデザイナーは死んでしまった」「守らねばならないところはちゃんと守れ」「これが武道か?」「下着かよ」と厳しいコメントばかりが集まっている。

また、「連盟とメーカーの間で不正があったのかも」「テコンドーを商業化させようとする金目当ての連中がしそうなことだ」など、不正や癒着を疑う声も上がった。(翻訳・編集/三田)

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