人民網日本語版 2017年10月5日(木) 10時30分
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国慶節(建国記念日、10月1日)の連休はどこへ行こうか。Aさんはバリ島へ、Bさんはサイパン島へ行くという。こうした連休の豪華旅行の費用はどこから出ているのだろう。資料写真。
国慶節(建国記念日、10月1日)の連休はどこへ行こうか。Aさんはバリ島へ、Bさんはサイパン島へ行くという。こうした連休の豪華旅行の費用はどこから出ているのだろう。中国経済網が伝えた。
1990年代生まれ(90後)が全面的に発展するにつれ、彼らにとって旅行費用は問題ではなくなっている。キャッシングサービス・借貸宝がこのほど発表した「借金旅行ビッグデータ報告」によると、90後の多くにとって、お金がないことは旅行をあきらめる理由にはならない。お金がなくても、借金するなどして旅人になる夢を実現させるという。
借金して旅行する人はネットユーザーの間で「借金旅行族」などと呼ばれている。ビッグデータによれば、借金旅行族は90後が多く、いわゆる「貧乏旅行者」とは違う。借金旅行族は困窮しているわけではなく、今は豪華旅行の夢を実現させる経済力がないだけだ。
多くの借金旅行族にとって、お金はどのような旅行をするかの選択に影響する唯一の要素ではなくなり、それよりも最良の旅行体験ができるかどうかにより多く関心を払う。
若い人はなぜ旅行に行きたがるのか。少し待てないのだろうか。多くの90後にしてみれば、若くて、元気いっぱいで、心も柔軟で、まだ大きな責任を背負っていない今こそ、活動的に旅をし、ふらりと自由に旅をし、「思い立ったが吉日」とばかり行きたくなったら旅に出るべき時だ。たとえ借金しても旅に出るべきなのだ。
この「思い立ったが吉日」式の旅行をするために、借金旅行族は一体どれくらいの借金をするのだろうか。借貸宝の報告では、借金旅行族の旅行1回あたりの平均借金額は4500元(1元は約16.9円)から5千元前後。同報告の統計の対象になった90後の最年少は23歳で、一人あたり平均借金額は4500元。23〜27歳の90後では5千元前後になる。
年齢が上がるにつれ、借金旅行のニーズは低下し始める。同報告の分析では、28歳以降は、年齢を重ねるごとにニーズが低下していくという。
借金旅行の現象が現れるのはなぜか。23〜27歳の90後は気ままにぶらりと旅するのが好きで、遊びたい気持ちが強いと同時に、最もお金のない世代でもあり、借金旅行のニーズが生まれるのはごく自然な流れだ。だが28歳以上の1980年代生まれ(80後)になると、仕事で活躍するようになり、収入もそれにつれて増加するため、旅に出たり遊んだりするのに借金する必要はなくなる。(提供/人民網日本語版・編集KS)
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