Record China 2017年10月4日(水) 16時10分
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2016年の中国視聴率No.1を記録した大ヒット中国ドラマ「ミーユエ王朝を照らす月」のDVDが日本でリリースを開始したのに合わせ、主人公を演じたスン・リー(孫儷)がインタビューに応えた。
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史上初の中国統一を成し遂げた名君・秦の始皇帝。「ミーユエ王朝を照らす月」では、彼の高祖母であり、中国史上初の女性政治家として、秦の礎を築き上げた「宣太后」をモデルに、彼女の波乱万丈の生涯を描いている。
■ミーユエについての紹介と、自身との共通点について
ミーユエは、難しくもやり甲斐のあるキャラクターでした。一般の女性ではなく女性政治家なので、CEO(最高経営責任者)を演じるように小さな事を気にしないようにしました。たとえば、CEOはスタッフの出勤や遅刻なんて一切気にしませんよね?。それは経理の管轄だからです。私生活での私も心が広くなった気がします。また、ミーユエの成長過程には三つのラブストーリーがあるのですが、それらのシーンはとてもリアルで、心を打つものになったと思います。また、ミーユエは、「吃軟不吃硬」(下手に出られると受け入れるが、強く出られると反発する)な性格だと思います。
■印象深いシーンと難しかったシーンについて
特に、朝堂で文武百官に向かって話すシーンはとても印象に残っています。雰囲気をつかむのが難しかったのですが、昔と比べたら自然に演じられたとは思います。慣れてしまったようですね。朝堂から下りて、樗里疾たちに「お前達は皆、私の男だ」って冗談を言っていたくらいです(笑)。
あとは、泣くシーンには少し頭を悩ませました。以前は、泣く演技があると自分をアピールできるチャンスだ!と喜んでいたんですけれど。義渠王のシーンを撮影する時に「ミーユエは胸が張り裂けるほど号泣する」と台本に書いてあったのですが、私は監督に、「泣かなくても良いですか?。人は悲しみが極限に達すると涙が出ないものだと思うので…」と相談しました。ミーユエは泣けない。何故ならその悲しみをどう表せば良いのかミーユエ自身も分かっていないからです。そしたら監督は「いいよ、自分で表現して」と言ってくれました。でも結局は、思わず涙を流してしまいましたが。
■「宮廷の諍い女」と同じスタッフですが、前回との違いについて
「宮廷の諍い女」は六宮の女性の物語でしたが、「ミーユエ」は無邪気な女の子が1人の政治家へと成長する物語です。「宮廷の諍い女」の甄●(●=女ヘンに環の王なし)が管理職だとすれば、ミーユエはCEOです。スケールがさらに大きくなりましたね。今作では特に、ミーユエが話すシーンは重要だと考えました。たとえば私が朝堂にいたとして、もし私がこの話すら理解していなかったとしたら、朝臣は、あの大勢の男たちや文武百官はどうやって私を信じれば良いのでしょう?。彼らを信じさせるためには、自信満々で朝堂に立たなければならないのです。全てを、自信をもってカメラの前に立つために入念に準備しました。
■時代劇に出演する際に、特に気をつけていることについて
時代劇はリズム、情緒、姿勢、眼差しなど、すべてを重んじなければなりません。「宮廷の諍い女」の時はまだその感覚を捉えられず、どう演じれば良いのか分かりませんでした。それで、毎日現場で時代劇の経験が豊富なキャストの方々の演技を観察し、自分の演技を他の人と見比べ研究しました。おかげで今回の撮影では、他のキャストさんよりも早く演技に入り込めたと思います。
■日本の視聴者へのメッセージをお願いします。
皆さんこんにちは、スン・リーです。このドラマでミーユエを演じる事ができて、とてもとてもうれしいです。日本でのDVDリリースをきっかけに、皆様にさらにミーユエを好きになってもらえる事を願っています。(編集/内山)
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