Record China 2008年5月20日(火) 9時58分
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19日、日本の国際救助隊は撤退の方針を固めた。16日に広元市青川県に到着、18日からは綿陽市北川県で捜索作業を実施したが、生存者は発見できなかった。写真は日本隊。
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2008年5月19日、日本の国際救助隊は撤退の方針を固めた。16日に広元市青川県に到着、18日からは綿陽市北川県で捜索作業を実施したが、生存者は発見できなかった。財経網が伝えた。
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12日の四川大地震発生から一週間がたったが、現地は余震が続くなどなお危険な状態に置かれている。日本隊の活動地である北川県では上流のダム決壊の可能性が高まり、中国政府は19日に活動の一時休止を提言、隊は成都市へと引き返した。生存者発見の可能性も低く政府は救助隊撤収の方針を固めたという。
救助隊の藤谷浩志副隊長は「中国での救援活動に参加した以上最後まで仕事をやり遂げたかった」と無念をあらわにしていた。中国政府の救助隊受け入れが遅れたこと、省都・成都市から被災地までの交通が寸断されていたことから、日本隊が現地に到着したのは生存者発見のタイムリミットといわれる72時間を大幅に超過していた。また、都市災害専門の日本隊が当初は山間部の土砂崩れ現場に案内されるなど中国側との意思疎通の問題もあり、救援活動は困難を極めた。
日本政府は救助隊を撤収させる一方、20人からなる医療チームの派遣を決定した。(翻訳・編集/KT)
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