<中国人観光客が見た日本>時間的には完璧なスケジュールのはずが…和歌山の片田舎で遭遇したハプニングとは?

Record China    2017年10月10日(火) 9時50分

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中国人観光客がこのほど、和歌山県を旅行した際のハプニングについてブログにつづった。写真は作者提供。

中国人観光客がこのほど、和歌山県を旅行した際のハプニングについてブログにつづった。以下はその内容。

この日も和歌山で遊ぶことにした私たちは、まず那智の滝へ行った。JR紀伊勝浦駅のバス停で1人往復1000円のチケットを購入。滝の景観に感服させられない人はいないだろう。思わずまっすぐに落ちていく水の中に飛び込みたくなった。

滝を見た後、熊野古道を歩く予定だったが、時間がないため直接JRに乗って新宮へ行った。ここからバスに乗って瀞峡へ行くのだ。新宮駅を出てはじめてここがかなり辺鄙なところだと分かった。バスは1時間に1本しかない。近くをぶらりとして食事をしたが、ここには徐福公園があることに気が付いた。つまり徐福はここに来たということか。なかなか面白いな。

瀞峡ではちょっと驚いたことがあった。往復のバスの時間を計算し、瀞峡に着いて2時半の船に乗り、1時間半遊んでバスでJR新宮駅へ戻り、ちょうど大阪行きの最終の電車に間に合う予定にしたのだが、このぎっしり詰まったスケジュールは駅の近くにあった旅行センターで教えてもらったものなのだ。パンフレットも各種揃っていて行き届いたサービスだった。私たちのために時間を計算してくれて感謝感激だ。

ところが、悲惨なことにここに来るまでずっと現金を使っていたため、この僻地に来て現金が足りなくなってしまった。バスを降りて船が出るまであと5分というところだったので、係員に「帰国してからお金を送るのでまず船に乗せてください」と頼み込んだ。ハハハ!今思うと笑っちゃうね。

結局、係員は融通を利かせ、まず船に乗って岸についてからATMに連れて行ってお金を引き出せるようにしてくれた。こうなる前にセブンイレブンのATMでお金を引き出そうとしたのだけど、銀聯とMasterCardの両方とも使えなかった。大都市ではカードで済むけど、田舎ではやはり現金が必要だ。

瀞峡は、まるで中国の桂林のようで、緑の山々ときれいな川が広がっていた。私はよく寝て酸素を十分に補充することにした。(翻訳・編集/山中)

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