<四川大地震>災害対策衛星3機を打ち上げ=緊急対応能力強化へ―中国

Record China    2008年5月21日(水) 13時41分

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20日、民政部国家災害対策センター衛星リモートセンシング部は8月にも中国初となる災害対策衛星3機を打ち上げることを明らかにした。最終的には8機からなる衛星群で国内を監視する。写真は四川大地震被災地の航空写真。

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2008年5月20日、民政部国家災害対策センター衛星リモートセンシング部は8月にも中国初となる災害対策衛星3機を打ち上げることを明らかにした。最終的には8機からなる衛星群で国内を監視する。地上、空中、宇宙の各警戒網を統合することで災害発生時の対応速度の向上が見込まれるという。新華社が伝えた。

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同部の範(ファン)主任は「人工衛星があれば被災地の情報をすぐにキャッチできると思っている人が多いがそれは誤りだ」と指摘した。災害が発生した時に衛星が上空にあるとは限らず、また撮影には事前の準備ですぐには対応できないことも多い。また一部の衛星では精度が足りず、実際の対策には役に立たないこともあるばかりか、天候によっては光学的探査手段が使えない場合もある。災害対策衛星はこれらの問題をクリアするために開発されたという。

四川大地震では対策本部は人工衛星19機から撮影された被災地の写真317枚を受信している。そのうち中国衛星は6機で、「自然または人為的災害時における宇宙設備の調和された利用を達成するための協力に関する憲章(国際災害チャータ)」に参加する日本、イタリア、アメリカなどの所有する衛星が7機。残る6機は同憲章に参加していない国家から善意により無償で提供されたものだという。(翻訳・編集/KT)

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