人民網日本語版 2017年10月12日(木) 5時20分
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米国時間10日の取引で、阿里巴巴(アリババ)の株価が1%以上上がり、時価総額が4700億ドル(52兆6400億円)を超え、アマゾンを抜いた。ここ2年ほどで、アリババの時価総額がアマゾンを抜いたのは初めて。
米国で上場して以降、アリババは海外投資家から中国版アマゾンと見られるようになり、アリババとアマゾンを比較する海外メディアも増えた。アリババの馬雲(ジャック・マー)会長も、ライバルへの言及をあえて避けることはせず、「アマゾンは敬意するに値する成功したeコマース企業」と評価したこともある。しかし、馬会長が海外投資家に強調し続けているのは、アリババが単なるeコマース企業ではないという点だ。
実際、アマゾンもアリババも、その業務は早くからeコマースという範囲を超えている。eコマースのほか、両社にとって最も重要な業務はクラウドコンピューティング。アマゾンウェブサービス(AWS)は、世界最大のクラウドコンピューティングサービスを提供しており、阿里雲(Aliyun)も中国市場で高いシェアを占めている。クラウドコンピューティングによる収入は、両社にとって非常に大きな位置を占めるようになっている。アマゾンに比べると、アリババの決済業務の前途も非常に明るい。その他、アリババは映画や音楽など、デジタル・エンターテインメント業務も展開している。
現在、アリババとアマゾンは、時価総額で世界トップ10に入っている。時価総額が4000億ドル(約44兆8000億円)以上の企業は世界でも少なく、アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、Facebook、世界でも五本の指に入る資産家のウォーレン・バフェットが会長兼CEO を務めるバークシャー・ハサウェイなどで、そこに今年、アリババと騰訊(テンセント)が加わった。(提供/人民網日本語版・編集KN)
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