「実るほど頭を垂れる稲穂かな」が中国の処世術?鳩山元首相が中国の外交姿勢を高く評価―中国メディア

Record China    2017年10月12日(木) 12時10分

拡大

12日、中国メディアの新華社が、鳩山由紀夫元首相が、日本は積極的に中国との関係を改善すべきとの考えを示し、中国の外交姿勢を高く評価したと伝えた。写真は鳩山元首相。

2017年10月12日、中国メディアの新華社が、鳩山由紀夫元首相が、日本は積極的に中国との関係を改善すべきとの考えを示し、中国の外交姿勢を高く評価したと伝えた。

鳩山由紀夫元首相は、新華社などの中国メディアの取材に応じ、日中関係について語った。鳩山元首相によると、中国の安定した発展は日本にとっても有益であり、日本人はこの点をよく理解すべきなのだという。

鳩山元首相は、日中関係に問題があることを認めたうえで、その原因は日本政府が中国脅威論を煽っていることや、安保整備をしていることにあると主張。「日本は政治大国や軍事大国となるべきではなく、外交によって国力を示すべきだ。日本は歴史問題も含めて積極的に日中関係を改善すべきだ」と語った。

アジアインフラ投資銀行(AIIB)の顧問を務める鳩山元首相は、日本が未加入であることに遺憾の意を示し、「これは非常に不自然なことだ。まだ実現はしていないが米国トランプ大統領も加入の意向を示しており、もし米国が加入したら日本だけが後れを取ることになる。これは大変残念なことだ。私は、アジアの平和のために日中間で協力関係を築くことが非常に重要だと考えている」とも述べている。

鳩山元首相は、中国の外交姿勢について、「中国の大国外交は実力で優越性を示すのではなく、周辺国と友好関係を結び、協力関係を進めている」と高く評価。13億人の人口を抱える中国の処世術は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」だと称賛した。

そのうえで、日本は周辺国と「共生関係」を築くべきで、かつて漢字を含めた多くの文化を学んだ中国とは友好的な共生関係を築くべきだと主張。米国との関係においてはをバランスを取るべきだと論じた。

また鳩山元首相は、中国が提唱する「人類運命共同体理念」及び「一帯一路」構想を非常に高く評価しており、これは鳩山元首相の提唱する「東アジア共同体」と同じ方向性だとも語った。(翻訳・編集/山中)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携