日本旅行中に女子中学生を救った中国人看護師、もらった報奨金の使い道は…―中国紙

Record China    2017年10月20日(金) 20時10分

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19日、鄭州晩報は、以前日本で発作を起こした日本人中学生を救助した河南省の看護師女性が、報奨金を使って勤務先の病院に小児向けの図書室を開設したと報じた。

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2017年10月19日、鄭州晩報によると、以前、日本を旅行した際に発作を起こした女子中学生を救助した河南省の看護師女性が、報奨金を使って勤務先の病院に小児向けの図書室を開設した。

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河南省腫瘤医院の外科看護師である任双双(レン・シュアンシュアン)さんは今年4月20日、東京・浅草寺を観光中に、日本の女子中学生がけいれんを起こして倒れているのを発見。応急処置を施した。中学生は意識を取り戻し、その後、救急車で搬送され無事だった。

この一件が中国で報じられると、中国の大手企業・アリババが任さんに5000元(約8万5500円)の報奨金を進呈。任さんはこの5000元を使って、同医院の一角に「双双愛心書屋」という図書室を設置したという。図書室には、報奨金で購入した幼児・児童向けの図書が200冊あまり用意されたほか、別の企業からは移動図書館用の自動車1台などが寄贈されたという。

図書室の主な利用者は、骨・組織科の病棟に入院する子どもたち。一番幼い子で5、6歳だといい、長期の入院治療のために学校に通うことができず、テレビを見たり、携帯電話のゲームで遊んだりするくらいしかなかった。学校に通えない子どもたちの知識向上や治療に対する焦りや恐怖を和らげることが、図書室開設の目的だという。

任さんは「病室の子どもたちはまだ幼くて、とてもつらいと思う。友だちと一緒に学校に行けないし、何の楽しみもない。図書室を設けて子どもたちの生活をより豊かにしたいと考えました」と語っているという。

18日には「双双愛心書屋」の開室セレモニーが行われた。子どもたちは毎日午後4時まで、ここで本読みや字の練習、お絵描きをすることができ、本を病室に持ち帰って読むことも可能とのことである。(翻訳・編集/川尻

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