<四川大地震>自治県の被災地、「地震博物館」として保存を―中国首相

Record China    2008年5月23日(金) 21時24分

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23日、温首相が綿陽市北川チャン族自治県の視察に赴いた。被害の激しい県市街を前に、街を新たに別の場所へ移し、旧市街を“地震博物館”として保存する考えを明らかにした。写真は同自治県。

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2008年5月23日、新華社によれば、中国国務院抗震救災指揮部の責任者として救援活動を指揮している温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が22日、専用機で再び被災地に赴き、被災者や救援活動を行っている解放軍兵士、武装警察官、公安警察、医療関係者などを慰問した。

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同日夕、温首相をはじめとする一行は、被害が激しい綿陽市北川チャン族自治県を視察に赴いた。現地からの避難準備に追われる被災者を慰問したほか、土砂によって川が堰き止められて多数発生した地震湖を視察。壊滅的な状況の同県中心街へも足を運んだ。

その後、温首相は北川チャン族自治県の街を見渡すことのできる高台に移動。完全に廃墟と化してしまった街を前に、随行した現地政府の責任者に対し「北川チャン族自治県市街を別の場所に移す必要がある」と話し、「地震によって廃墟と化してしまった旧市街を“地震博物館”としてこのまま保存し、後世に地震の恐ろしさを伝えなければならない」と語った。また、「北川県は唯一のチャン族自治県であり、その文化遺産を守ることも忘れてはならない」と指摘した。(翻訳・編集/岡田)

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