日本と比べるのは中国に酷だが…中国の自動車エンジンに足りない点―中国コラム

Record China    2017年10月26日(木) 21時30分

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中国のポータルサイト・新浪は25日、「なぜ中国の自動車エンジンは日本に遠く及ばないのか」と題したコラムを掲載し、日本に比べ中国のエンジンに足りない点を紹介した。資料写真。

中国のポータルサイト・新浪は25日、「なぜ中国の自動車エンジンは日本に遠く及ばないのか」と題したコラムを掲載し、日本に比べ中国のエンジンに足りない点を紹介した。以下はコラムの概要。

中国では、「ホンダ車を手にすると一生ファンになる」といわれるほど、高い支持を得ている。その大きな要因がエンジンにある。世界をリードするホンダは中国メーカーに比べ数年早く発展したに過ぎない。それでも中国メーカーが大きく差を付けられている原因はどこにあるのか?

高品質のエンジンを造り出すためには、優れた設備と人材が必要不可欠だ。さらに、原材料の製造技術も重要な要素。エンジンの基となる鋼材やアルミ材の性能が低ければ良いものは作れない。加えて、エンジン用の潤滑油や冷却液など、多くのものが必要となる。

中国の自動車産業が発展を始めた当初、自国ブランドのエンジンは他から購入していた。その後日本車のエンジンを対象に研究を始めたが、革新性に欠けるという問題が発生した。革新と研究は自動車メーカーにとって根本となるもので、他をまねることは発展初期においては多くのメリットをもたらすが、その後の発展の妨げとなってしまう。

さらに、環境保護に対する意識が高まっている影響で、自動車に対する規制も徐々に厳しくなっている。こうした要素が相まって、もともと厳しい状況にある中国のエンジン開発はより大きな困難に直面している。

大きな競争力を持たない中国国産ブランドと世界で地位を確立している日系ブランドを比較するのは少し酷な気もするが、消費者は優れた商品を追い求めており、その背後にある境遇に関しては関心を持たないのだ。(翻訳・編集/内山

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