<四川大地震>貴重な文化遺産607点が破壊、「麦積山石窟」にも亀裂が―甘粛省文物局

Record China    2008年5月25日(日) 7時45分

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5月23日、四川省大地震により同省内の全国重点文物65か所に大きな被害が発生したが、甘粛省でも数多くの貴重な文化遺産が破壊されていたことが判明。有名な麦積山石窟にも被害が。写真は震災前の麦積山石窟。

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2008年5月23日、国家文物局の統計によると12日に発生した大地震の影響で同省内にある全国重点文物65か所に大きな被害が出ている。だが、今回の地震では隣の甘粛省でも広範囲にわたって貴重な文化遺産が被害にあったことが判明した。上海の「東方網」が伝えた。

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甘粛省文物局は地震発生当日の12日夜までに、省内の敦煌研究院、麦積山石窟芸術研究所、北石窟寺文保所、炳霊寺文保所および天水、平涼、慶陽、武威の各市文物部門と連絡を取り、各文物の地震による被害状況をまとめた。その結果、敦煌研究所を除くほとんどの文物に、被害が生じていることが判明。これまでのところ、甘粛省内にある16か所の全国重点文物保護単位(施設)、13か所の省級文物保護単位、16か所の市県級文物保護単位で被害が報告されており、607点の文物に亀裂や破損などの被害が生じている。そのうち、国宝1点を含む4点が1級文物で、288点が修復不可能なほど破壊されているという。

観光地としても有名な麦積山石窟では、代表的な塑像の左肘に亀裂が入り、そのほかの塑像にもズレが生じているとの報告があった。(翻訳・編集/本郷)

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