慰安婦ドキュメンタリー映画「二十二」、アカデミー賞に出品―中国紙

人民網日本語版    2017年10月30日(月) 22時20分

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中国で生存する元「慰安婦」たちの現状に迫った郭柯監督の長編ドキュメンタリー映画「二十二(TWENTY TWO)」が、来年3月に開催される第90回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞に出品されることに決まった。

中国で生存する元「慰安婦」たちの現状に迫った郭柯(グオ・カー)監督の長編ドキュメンタリー映画「二十二(TWENTY TWO)」が、来年3月に開催される第90回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞に出品されることに決まった。同賞に出品された170作品の中には、中国とディズニーの合作映画「ボーン・イン・チャイナ(原題:我們誕生在中国)」も含まれている。北京青年報が伝えた。

「二十二」は8月14日から10月13日までの60日間中国で公開され、550万人以上の観客を動員した。興行収入は1億7100万元(約29億円)に達し、中国のドキュメンタリー映画の興行収入記録を塗り替えた。

アカデミー賞へのノミネートには、「米ニューヨーク・ロサンゼルス郡内の商業映画劇場において、少なくとも7日間以上連続して公開されていなければならない。その期間中は毎日少なくとも3回は上映され、少なくとも1回は毎日午後6時-8時の間に上映開始されてなくてはならない。映画劇場は組織委員会にその証明を提出しなければならない。ニューヨークタイムズとロサンゼルスタイムズに宣伝を掲載していなければならない」などの条件があるが、「二十二」はそれら条件を満たしており、エントリー資格があり、郭監督も「やってみよう」という運びになった。

今後、170作品が熾烈な競争を演じることになる。まず、その中から15作品に絞ったエントリー候補リストが今年12月に発表された後、来年1月23日にノミネート作品が発表される。そして、来年3月4日に授賞式が開催される。その他、中国の「戦狼2(ウルフ・オブ・ウォー2)」がアカデミー賞の外国語映画賞に出品されることが決まっている。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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