<四川大地震>唐家山の震災ダム決壊か、住民が避難―北川チャン族自治県

Record China    2008年5月26日(月) 9時13分

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24日、北川チャン族自治県の唐家山せき止め湖が決壊する恐れがある。決壊すれば河口の北川や江油など10の村、数万人に危険が及ぶ。24日午後、この危険区域は無人になった。京華時報が伝えた。

2008年5月24日、北川チャン族自治県の唐家山せき止め湖が決壊する恐れがあり、もし決壊すれば河口の北川や江油など10村、数万人に直接危険が及ぶ。24日午後、避難して3日目のこの危険区域は無人になった。京華時報が伝えた。

宋明(ゾン・ミン)北川県委員会書記によれば、地震によりできた唐家山せき止め湖は北川県から6kmのところにあり、現在の貯水量は約1億立方メートル。被災地区に30以上あるせき止め湖の中でも最大規模で、毎日約720立方メートルの水が流れ込んでおり、水位が上昇し続けている。「これが決壊したら、甚大な被害が予想される。」

安全地帯の基準は水位より50m高いこと。よって基準に満たない北川県内の曲山、陳家[土貝]、通口など4つの村、及び江油市に近い6つの村の住民、約3万人全員を、24日までに綿陽市震災対策指揮部の命令により避難させた。

多くの住民が、家財道具を持ち出そうと自宅へ帰ろうとするため、武装警察が毎日危険区域を巡回し、各家を回って人がいないかをチェックしている。

宋明氏によれば、現在国の専門家が危険回避の方法を計画しているが、唐家山のせき止め湖全体を爆破するのか、一部を爆破するのかはまだはっきりしていない。地方政府は、万一全部決壊した場合の影響を考えて、地域住民全員を避難させることにしたとのこと。(翻訳・編集/中原)

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