2017年11月1日、韓国メディア・ディスパッチによると、海外でも活動する韓国の男性アイドルグループ「NU’EST（ニューイースト）」のメンバー、レンのファンらが元慰安婦を支援する団体に寄付をしていたことが分かり、話題となっている。

レンを応援する韓国と中国のファンらは先月24日、元慰安婦らのために活動する韓国の団体「正義記憶財団」に113万ウォン（約11万円）を寄付した。同財団関係者は「日本軍性奴隷問題の解決に向けて努力する（元慰安婦の）おばあさんらに届ける」と明らかにした。

ファンらが寄付をしたのはレンの影響が大きいという。あるファンは「レンは普段から慰安婦問題に関心を寄せている」と説明し、「私たちもレンを見習い、寄付活動に関心を持つようになった」と明らかにした。

実際、レンは元慰安婦後援団体の作品（バッジ、ブレスレット、帽子、携帯ケース）などを身につけた姿が度々目撃されてきた。偶然会ったファンに慰安婦関連のバッジをプレゼントしたこともあったという。レンのファンらは「レンと共に意義深い善行ができてうれしい。ファンクラブ文化の良いお手本になればいい」と話している。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは「レンは顔も心も美しい」「レンは学ぶところの多い人」「彼は人々に幸せを届ける天使」「かっこいい。素晴らしいファンを持つレンは幸せだろうね」「素直で心優しいファン。とてもほほ笑ましい」などレンとそのファンらに向けた称賛の声が多数寄せられている。中には「日本の韓流ファンも参加を！」と呼び掛ける声や、「韓流アイドルの影響力はすごい。この動きが世界に広まってほしい」と願う声も見られた。

また、「実は私も、レンの持ち物について調べている時にセウォル号や慰安婦関連のグッズがあることを知った」「レンから社会的弱者を助けることの意味を教わった」「レンを知ってから、動物や慰安婦の問題に詳しくなった」など、レンがきっかけで社会問題に興味を持つようになったと明かすユーザーも多く見られた。（翻訳・編集/堂本）