<四川大地震>「子供達の死は人災!」校舎倒壊に、遺族が抗議―四川省

Record China    2008年5月27日(火) 11時0分

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26日、四川大地震で小学校が倒壊し、児童127人が亡くなった綿竹市五福村では、遺族が「子供達は人災で亡くなった」と書いた横断幕を掲げて手抜き工事に激しく抗議している。写真は横断幕と倒壊した校舎。

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2008年5月26日、四川大地震で小学校が倒壊し、127人の児童が亡くなった綿竹市五福村では、遺族の保護者達が「子供達は人災で亡くなった」と書いた横断幕を掲げて手抜き工事に激しく抗議している。上海のニュースサイト「東方網」が伝えた。

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同村の富新第2小学校では、3年生から6年生が学んでいた3階建ての校舎が倒壊。320人の児童のうち127人が亡くなった。だが、隣接していた職員室や職員用宿舎は軽くヒビが入った程度。同校の王維勇(ワン・ウェイヨン)校長は、「地震当時は休み時間だったため、職員室にいた教師達は全員無事だった」と語った。

遺族の保護者達は、「子供達は天災で亡くなったのではない。これは人災だ!」と憤慨する。倒壊現場には、校舎を支えていたと見られる4本の細い鉄筋が。「大人の小指程度の太さだ。考えられない」と、ある保護者は悔しそうに語った。89年に建てられたこの校舎は、96年には倒壊の恐れがある「危険な建築物」に指定されていたという。1、2年生は隣の平屋校舎を使用していて、全員無事だった。

震災後、校舎の手抜き工事について、遺族の保護者達は何度も現地政府に抗議。綿竹市は26日、学校に入り本格的な調査を開始した。(翻訳・編集/NN)

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